ベトナム 近代歴史
第二次世界大戦終戦後の1945年9月、ベトナムは東西冷戦の煽りを受け、社会主義と民主主義の2つの国家に分断されました。1965年にアメリカ軍が空爆を行ったことから始まったベトナム戦争は、その後10年間続きます。枯れ葉剤の影響による奇形児の誕生をはじめ、現在まで大きな傷跡を残しています。戦争は北ベトナムの勝利に終わり、東南アジア初の社会主義共和国として成立します。首都はハノイ。南ベトナムは吸収合併されることになり、首都であったサイゴンはホーチミン市となり、首都は北部ハノイに移行します。この結果、民営企業の多くの公営化、商業活動の制限など、南部の経済システムは混乱してしまうことになります。